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命を救うデザイン。葉っぱからお水をいただく命の芽

greenz/グリーンズ saviorbud

“Savior Bud”(命を救う芽)は、ソウルデザインコンペティションで、Kim Hyo JinとSeol Ah Sunによって発表された、デザインコンセプトだ。シェル・シルヴェスタイン作の絵本で有名な「大きな木(原題:The Giving Tree)」にインスパイアされたという”Savior Bud”は、葉っぱから水分を集めることができる、透明のカプセル状のデザイン。

手順はこうだ。
まず、葉っぱのたくさんついた木の枝先を探す。
次に、Savior Budを開き、数枚の葉っぱを覆い、そのままにしておく。
そして、数時間後には、葉っぱの蒸発した水分が集められ、コップ1杯分の飲み水になる。

greenz/グリーンズ saviorbud2

この素晴らしいアイディアが本当に、”Savior Bud”が製品化すれば、アフリカなど、安全に飲める水が圧倒的に不足している国や地域の人たちにとって、まさに命の水になるに違いない。デザイナーは、4時間で1杯分の水を集めることができると言う。しかし、まだ製品化には至っておらず、これからの進展に期待だ。

それと、絵本「大きな木」が教えてくれたことを忘れてはいけないだろう。
寛大な木(Giving Tree)は、人間が欲しいだけの水を与えようとしてしまうかもしれない。