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海洋ゴミを探して3千里?New Horizon号がカリフォルニア沖を行く!

熊谷 桃子 2009/10/20



Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego

Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego

豊富な生態系を誇るカリフォルニア沖の北太平洋還流。近年、ある問題で名が知られるようになってしまった。それは、漂流プラスチックの蓄積。

漂流プラスチックは今や、注目を集めている環境問題の一つ。環境団体によるキャンペーンも増えている。一方で、科学的調査はあまり進んでいなかった。細かいプラスチックの破片は、衛星写真や航空写真では特定できないため、実際に海に出ないと調査ができないからだ。

そしてこの夏、ついに科学者たちが航海に出発した。
調査船New Horizon号に乗り込んだのは、カリフォルニア大学サンディエゴ校付属Scripps海洋学研究所の院生と研究者ボランティア計12名。目指したのは、カリフォルニアから西約千マイル沖にある「海洋ごみベルト」。

greenz/グリーンズ new_horizon
Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego
調査設備が完備されているNew Horizon号

greenz/グリーンズ team
Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego
New Horizon号に乗り組んだメンバー

航海中、調査員が目にしたもの。それは、・・・。

全長12feetを超える巨大なプラスチックごみのかたまり。

greenz/グリーンズ plastics
All Rights Reserved, Photo by Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego
8月11日、漁業用の網やロープ、プラスチック容器が絡まり、一つのかたまりになって漂流しているのを発見!

広範囲にわたって海面を覆う細かいプラスチック破片。

greenz/グリーンズ small_plastics
Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego

ロープと共生する貝。

greenz/グリーンズ ropes
Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego

ペットボトルにも貝が・・・。

greenz/グリーンズ bottles
Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego

漂流プラスチックの実態は、専門家たちの予想を超えて深刻だった。

漂流するプラスチックの量の多さが、私や他のメンバーを驚かせた。それは私たちの予測とはかけ離れていた。まとまって浮いているプラスチックを見つけるのは大変だと思っていたんだ。それなのに、実際はすぐに見つかったし、おまけに、その数の多さは半端じゃなかった。

New Horizon号が航海を終えて入港してから、約2ヶ月。持ち帰られたプラスチックごみの分析は、まだ続いている。調査報告は、1年以内に発表される予定。今回のScrippsの調査(SEAPLEX)は、海洋環境の回復や保護のための政策づくりにおいて、大切なインプットになりそうだ。

SEAPLEXの調査活動を紹介する動画はコチラ↓。

調査の進捗がわかるブログもあり。SEAPLEX公式HPはコチラ

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ライター紹介
熊谷 桃子

熊谷桃子(Momoko KUMAGAI)。子供の頃の夢は獣医になること。その夢の実現を目指して15歳でオーストラリアに単身留学。大学入学後、自分は理系ではない、と悟る。同時に、環境・社会問題に興味があることに気づき、環境生態学を学ぶ。卒業後帰国し、国連大学インターン、国際協力NPO職員、環境・CSR経営コンサルタントなどを経験。2006年末、チェコ共和国の世界遺産都市チェスキー・クルムロフを訪れ、その美しい街に恋に落ちる。帰国直後に見つけたチェコ共和国大使館の奨学金に応募・合格し、2007年10月よりチェコ共和国カレル大学に留学。チェスキー・クルムロフにおけるコミュニティ発展および欧米におけるコミュニティ・スクール活動について学ぶ。現在に至る。帰国後は、『地域』を『コミュニティ』に変える組織の設立を目指す。人生の目的は、自分の強みを活かして社会に貢献すること。