グリーンビジネス

髪の毛で太陽光パネル! ネパールの学生が発明



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ネパールの18歳の学生が、人間の髪の毛を使った太陽光パネルを発明した。

そもそも、太陽光発電とは、シリコン(半導体)に光をあてると電気が発生する現象を利用している。そのシリコンの変わりになる物質として、人間の髪の毛を思いついたのが、カルキくんの今回の発明のきっかけだった。

マリン・カルキくんは、理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士が、著書で髪の毛からエネルギーを生み出す方法について議論しているところ読んで、髪の毛に含まれる「メラニンが、エネルギーを転換できる物質のひとつだと気づいた」そうだ。


髪の毛でシリコンを代用すれば、太陽光発電におけるコストを下げることができ、発展途上国の電気のない地域などでの発電が可能になるとみられている。髪の毛500グラムが1回分となり、2~3ヶ月は持つという。

カルキくんと4人の仲間たちが作った太陽光パネルは、制作費23ポンドで、9ボルト(18ワット)の発電が可能。大量生産すれば、さらにコストを半分にできると予想されている。彼らは、すでに携帯電話の充電や電球のバッテリーにも使えることを確認しているそうだ。

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実は、カルキ君の育った村は電気が通っていなかった。彼は、「最初は、自分の実家に電気を供給したいと思っていて、次に自分の村に供給したいと思うようになった。そして、今は世界中で供給することを考えるようになった」と言う。発展途上国の貧しい地域だけではなく、その他の様々な地域で実用化される可能性だって充分ありうる話だ。

カルキ君たちのチームは、実際に、現在はこのプロトタイプをいくつかの地域に送り、事業化へ向けた実験もはじめている。

髪の毛で作る、安価な太陽光パネルが世界中に広まるのもそう遠い未来ではないかもしれない。そんなコミカルな未来がまじめに想像できるところが、この発明のすごいところだ。

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ライター紹介
オカハシタケシ

オカハシタケシ

岡橋毅(Takeshi Okahashi)。1978年東京生まれ。東京、オランダ、イギリスで学び、北海道の大学で科学コミュニケーション教育に関わる。現在は(株)地域協働推進機構に所属。まちづくり、地域メディア、教育関連の仕事をしている。

活字好き、山好き、料理好き。元サッカー小僧。