デザインのチカラで環境を伝える。企業CSRサイトの新しいカタチ「GLOBE BANK」

GLOBE BANK

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クリエイターやデザイナーの間から話題となり、徐々に拡がりをみせている注目の社会貢献サイトをご紹介しよう。コニカミノルタのCSR活動の一環として、7月からオープンした「GLOBE BANK」。遊び心、芸術性、社会貢献を兼ね備えたキャンペーンサイトだ。


アクセスするとまず表示されるのはワンクリック募金の累計金額。でも単なるワンクリック募金のためのサイトだと思ってはならない。“LET’S JOIN”からサイトに入ってみると、「地球ソルティアゲーム」がスタートする。登場するのはそれぞれが固有のテーマでデザインされた32個の地球。指令はこちら。

さあ、地球の問題を消していきましょう

実はこの32個の地球には、それぞれ環境問題を様々な側面からみた実態や状況が描かれている。ゲームで消された地球はページの下部に並び、そのデザインのテーマや詳細情報を見ることができるという仕組みで、これが“地球の問題を消して”いくこととして表現されているのだ。

たとえばこちら、「酸性雨が降る地球」は、酸性雨が観測されている地域を酸性の強さを色で表現し、マッピングしたもの。

greenz/グリーンズ globebank
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北米や、ヨーロッパ一帯で強い酸性が観測されているのがお分かりだろう。ひと目で、しかもインパクトをもって地球全体の状況を視覚的に訴えてくるデザインが印象的だ。同時に表示されるテキスト部分では、酸性雨が及ぼす影響についてわかりやすく簡潔に解説されているので、ぜひ読んでみてほしい。

その他にも「どんどん砂漠化する地球」「エネルギーを消費しつづける地球」そして、「京都で約束した地球」など、ニュースで話題のテーマがずらり。知ったつもりになっていた問題も、地球上にデザインされることにより、少し違った視点で捉えることができるだろう。

この地球アートは、ドイツ生まれのメディアアーティストであるインゴ・ギュンター氏がデザインしたWORLDPROCESSORというプロジェクトの一部だ。1988年からスタートしたWORLDPROCESSORには、既に300を越える地球が存在し、世界中でその展示が行われ反響を呼んでいる。日本でも過去に何度か展示イベントが企画されたことがあるので、目にした事のある方もいるだろう。中には核兵器など軍事や、言語など文化をテーマにしたものもあるのだが、このサイトではその中から環境問題に関するテーマの物を使用したというわけだ。

一般的な企業のCSRサイトでは見られないこの演出について、コニカミノルタホールディングス株式会社広報・ブランド推進部の武田様にお話を伺った。

「企業の活動を伝えるより前に、環境問題をより身近に感じ、知っていただくために芸術性の高いWORRLDPROCESSORをゲームにすることを考えました。単なるワンクリック募金ではなく、問題を知った上で募金に参加していだくことに意味があると考えています」

WWFの地球環境活動へのワンクリック募金もできるこのサイトは、1年以上継続的に運営される予定だ。地球を感じた人々の投票のように表示されるその累計金額は、このサイトの意義を象徴しているようにも見える。結果も目に見える金額として示される演出は、企業としてはかなり思い切ったクリエイティブといってもよいだろう。

デザインのチカラを借りて伝え、人々の行動につなげる企業CSRサイトの新しいカタチ。こうした企業のチャレンジ、応援していきたいですね。

お昼休みにぜひ。地球ソルティアをPlay!