新しいCSRのカタチ「Save Your Logo」でロゴキャラ動物を絶滅から救う!

Logo for Save Your Logo: Copyright(c) 2009 Global Environment Facility, All rights reserved.

Logo for Save Your Logo: Copyright(c) 2009 Global Environment Facility, All rights reserved.

企業にとって、ロゴマークはもうひとつの「顔」。日本ビクター株式会社のフォックステリア、ヤマトホールディングス株式会社のクロネコヤマトなど、動物をモチーフに親しみやすいロゴをつくり、ブランドイメージの浸透などマーケティング活動に広く活用している。

この企業ロゴに着目し、新しい生物多様性保護キャンペーン「Save Your Logo」がフランスで誕生した。ロゴキャラの動物を絶滅の危機から救おうというこの取り組みについて、詳しくみてみよう。

現在、多くの動植物が絶滅の危機に瀕している。「International Union for Conservation of Nature(世界自然保護連合・IUCN)」の「レッドリスト」では鳥類の8種に1種、哺乳類の4種に1種が絶滅危惧種となっており、2050年までに全体の15%~37%が絶滅するとの予測もある。

この課題に対し、生物多様性を保護する取り組みは不可欠。実際、このような活動には、1種あたり平均200万ドル~500万ドル(約20億円~50億円)もの資金を要するが、従来、主に政府やNGO、個人からの寄付でまかなわれてきたこともあり、資金面での制約があった。

そこで、「IUCN」は、「Global Environment Facility(地球環境ファシリティ・GEF)」や「World Bank(世界銀行)」、ベルギーのNGO「Noe Institute」とともに、「Save Your Logo」を発足した。民間企業に対して、企業ロゴに使われている動物を含む絶滅危惧種の保護や生物多様性の推進への参加を促し、活動資金の援助を求めている。

以下の動画のとおり2009年3月24日に正式発足したばかりだが、仏ファッションブランド「Lacoste(ラコステ)」や仏保険会社「MAAF」が既に加入。高級自動車ブランド「Jaguar(ジャガー)」や「Peugeot(プジョー)」、スポーツブランド「Puma(プーマ)」なども参加を検討中で、今後3年間で1.5百万ユーロ(約2億円)の寄付を見込んでいる。


Save Your Logo presentation in English from Save Your Logo on Vimeo

Noe Instituteの代表・Olivier Chiabodoは、「Save Your Logo」の意義についてこう語っている。

企業は、「Save Your Logo」の活動を通じて、自社のブランドイメージを守るというだけでなく、生物多様性への関心を世の中に喚起し、さらなる活動推進に貢献できます。これは、よりよい世界を作ることにもつながるのではないでしょうか

「Save Your Logo」は、企業のロゴマークを媒介とし、企業の顧客・従業員・株主など、様々なステークホルダーに生物多様性の重要性をメッセージするという新しい社会貢献活動だ。

多くの人々が普段何気なく目にしているロゴマークが企業と国際機関やNGO/NPOを結び、さらには、企業のステークホルダーをも巻き込んでいく。「Save Your Logo」は、そんな強い力を秘める新しいCSRのカタチといえる。

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