ISSUE

7 years ago - 2009.03.02

SHARES  

ロボットが天ぷら油を回収して再利用! 鳥取市のユニークプロジェクトがスタート

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by jetalone

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by jetalone

みんなの大好きな天ぷら。面倒でもこれからは自宅で揚げることをオススメします。
だって揚げ物の後はポイントが貯まっちゃうんです。

その秘密は天ぷら油を回収するロボットが登場したことにある。
2月1日より鳥取市で、てんぷら油など廃食油を回収し有効利用するプロジェクトが始まった。総務省の委託事業として、住民、有識者、回収事業者、ソフトウェア会社の関係者などが参加する本格的なシステム実証実験だ。回収を担当するのは「ゆかいくん」と命名されたロボット。実はこれがかなり頭のいいヤツなのだ。

今回稼動を開始した第一号の「ゆかいくん」は、市内の公民館に設置された。会員がICカードを当てると、注油口が自動に開く仕組みになっているなど、防犯対策もバッチリ。ロボットの回収データはインターネット経由で管理サーバに随時送られ、満タンになると自動的に通知される。これを受けて回収事業者が出動するという、無駄のない効率的な仕組みが出来上がっている。

なんといっても会員にとってうれしいのは、ポイント制であること。注油ごとにポイントが加算され、今後は特典も検討されているのだとか。携帯電話やPCの専用ページでポイントを確認することも出来るので、モチベーションもあがりそうだ。

さて、このように回収された廃食油は、加熱処理で純化することにより化粧品の原料になったり、精製することでバスやトラックの燃料にすることもできる。鳥取市では、これまでも廃食油で走る車のカーシェアリングやバス運行などに取り組んできたが、今後、貯まったポイントでバスに乗るなど、循環型社会を目指した仕組みづくりをいっそう強化していく予定だという。

廃油回収という一見アナログで面倒に思える活動も、このようなネットワークシステム構築により、便利で楽しいものになる。そんな未来を予感させてくれる鳥取市の廃食油回収ロボ。今後、市内スーパーなどにも設置を進め、来年度中に1万人の会員を募った実証実験を行う予定だ。

牛乳パックやペットボトルと一緒に、廃食油もスーパーに持っていくのが当然、なんて日が来るのも近いかも!? 鳥取発の大きな第一歩に期待しよう。

鳥取は実はエコタウン!鳥取環境大学ではオープンキャンパスも!

総務省ホームページでこのプロジェクトの企画書を見る!

writer ライターリスト

池田 美砂子

池田 美砂子

greenz シニアエディター/シニアライター 神奈川県茅ヶ崎市在住、ひとりの娘のお母さん。 電機メーカーSE、気象コンテンツプロデュースなどを経て、2008年にグリーンズと出会いました。以来、人の話をありのままに聞くインタビューをライフワークとしています。 ビジョンは、「ありのまま、そのままの自分を肯定できる人を増やす」こと。多様な個があふれ、互いにそれを認め合い、一人ひとりが、大切にしたいものを大切にできる社会を実現するための土台となる“心の持続可能性”をテーマに、暮らしの中で、編集・執筆を通して、日々マイ・プロジェクトを実践中。一人ひとりの心が持続可能であることが、持続可能な社会をつくると信じています。 Facebook: http://www.facebook.com/ikedamisako

AD

infoグリーンズからのお知らせ