雨の夜、車の危険からアナタを守るハイテク傘

Umbrella Lights The Way:   Copyright(C)2008 Yanko Design. All rights reserved.

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雨の夜、車にヒヤリとさせられたことはないだろうか。夜間、特に雨の夜は視界が悪くなりがちで、ドライバーが歩行者を認識しにくいのも事実。そんな危険な夜に、雨をしのぐだけでなく、車などの危険からアナタを守る「一人二役」の傘が登場。さて、その正体は、いかに……?

Sang-Kyun Parkがデザインした「LightDrops」は一見、普通の傘。しかし、実はなかなかのハイテクもの。雨水が傘の表面をつたうにつれ、雨粒からの位置エネルギーがPDVFという伝導性の膜にぶつかり、電力へと変換。傘に埋め込まれたLED(Light Emitting Diode・発光ダイオード )がこの電力で作動し、傘が光るという仕組み。雨が激しく降るほど、振動も大きくなり、LEDの発光が強まることで、傘から発する光はますます明るくなる。LEDを使った傘としては「Phasing LED Umbrella 」など、海外で既に販売されているものもあるが、「LightDrops」が、これらと異なるのは、運動エネルギーを電力に変換するという発想。最近、実用化に向けて実験が各都市で行われている発電床と同様、有機電解というグリーンテクノロジーのひとつを活用したものだ。

greenz/グリーンズLightDrops2
LightDrops: Copyright(C)2008 Yanko Design. All rights reserved.

LightDrops」が光を発することで、ドライバーは歩行者の存在をより早く認識することができる。つまり、「LightDrops」は、歩行者にとって、雨の中で自分を”見つけてもらう”ための道具。単なる傘というよりは、自己防衛グッズのようなものだ。また、既にご承知のとおり、LEDは従来の電球に比べて寿命が長く、電気の消費量も少ないという省エネが特徴。「LightDrops」は、年中、雨の多い地域に住む人々にとって、手放せないものになるだろう。

悲惨な交通事故から身を守るためには、歩行者の自衛対策も不可欠。「LightDrops」は、梅雨をはじめ比較的雨の多い日本でもお役立ちグッズとしてのニーズが高いはず。実用化にはまだ多少時間がかかりそうだが、その動向には今後も注目だ。

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