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ロンドンのテート美術館に現れた自転車付きアートで、参加型クリスマスを楽しむ!

熊谷 桃子 2008/12/22



今月から、ロンドンのテート美術館の入口に、こんなものが現れた。

テート美術館

テート美術館


一見すると、屋内自転車置き場のようにも見えるが……?

実はこれ、クリスマスツリーなのだ。

greenz/グリーンズ tate tree 2

テート美術館では、毎年異なるアーティストがクリスマスツリーをデザインしたものを展示している。これまでにも、戦闘機と拳銃が飾られたツリーや、ツリーの代わりに「ツリーは寄付しました」というメモのみが展示されたことも。でも、変わったツリーばかりが展示されているわけでもないらしい。

全体像を見てもそれらしく見えない今年のクリスマスツリー。デザインしたのは、ロンドン・メトロポリタン大学の講師Patrick Brill先生。またの名を、Bob & Roberta Smith。エコロジー、リサイクリング、エネルギーなどをテーマに、話題性のある作品を発表してきた。

今回の作品にはこんなメッセージが込められている。

Make Your Own Xmas(自前のクリスマスを創ろう)

と名付けられたツリーは、広告板、紙テープ、サインボード、ドラム缶などで作られ、「Make your own power(発電しよう」や、「Make your own fun(楽しもう)」などのメッセージが吊ってある。しかし、よくよく見てみると、クリスマスツリーにつきものの豆電球が点灯はしていない。そして、ツリーの足元には、大きさの異なる自転車が計8台置いてある。

そう、美術館を訪れた人たちが自転車をこぐと、ツリーに光が灯るしかけをほどこした参加型の発電式ツリーなのだ!社会派アーティストのメッセージは、そこにありそうだ。

自転車発電のしかけづくりには、Electric Pedals が協力した。これまでに、照明装置や音楽装置、そして電気ポット用の自転車発電機を手掛けてきた団体だ。Electric Pedalsは、マンチェスターのハードマン広場とロンドンのハイドパーク・ウィンター・ランドに設置されている自転車つきのクリスマスツリーの仕掛け人でもある。

寒い冬、暖まりながらイルミネーションを楽しめる参加型ツリー。来年はぜひ、日本でもお目にかかりたい。いや、それまで待たずとも、バレンタインデーのイルミネーションを、2人乗りの自転車で発電、というのも、ロマンチックでいいかもしれない。

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ライター紹介
熊谷 桃子

熊谷桃子(Momoko KUMAGAI)。子供の頃の夢は獣医になること。その夢の実現を目指して15歳でオーストラリアに単身留学。大学入学後、自分は理系ではない、と悟る。同時に、環境・社会問題に興味があることに気づき、環境生態学を学ぶ。卒業後帰国し、国連大学インターン、国際協力NPO職員、環境・CSR経営コンサルタントなどを経験。2006年末、チェコ共和国の世界遺産都市チェスキー・クルムロフを訪れ、その美しい街に恋に落ちる。帰国直後に見つけたチェコ共和国大使館の奨学金に応募・合格し、2007年10月よりチェコ共和国カレル大学に留学。チェスキー・クルムロフにおけるコミュニティ発展および欧米におけるコミュニティ・スクール活動について学ぶ。現在に至る。帰国後は、『地域』を『コミュニティ』に変える組織の設立を目指す。人生の目的は、自分の強みを活かして社会に貢献すること。