2008年度グッドデザイン賞続報!大賞はトヨタ「iQ」に決定!!

TOYOTA_iQ

大賞を受賞したトヨタ自動車「iQ」

greenz.jp注目の「サステナブルデザイン賞」など各賞に引き続き、11月6日、グッドデザイン賞の2008年度大賞が発表された。投票の結果選ばれたのはトヨタ自動車の超小型車「iQ(アイキュー)」。いかにも頭が良さそうなネーミングのこちらの車、どこが“グッドデザイン”なのか、その全容を見てみよう。


iQのコンセプトとして掲げられているのは、“マイクロプレミアム”カー。環境・エネルギー問題を強く意識したデザインと性能が高い評価を得た。

まず特徴的なのはこの超コンパクトな外観。全長2,985mmというサイズは、軽自動車パッソの3,600mmに比べてみても際立っている。これで4人乗車可能なのだから驚きだ。そして、丸みを帯び、サイドにラインが施された独特のデザインは、スタンダードながら、サイズを感じさせない存在感がある。グッドデザイン賞ホームページに掲載されているデザイナーのコメントに、下記のようなフレーズがある。

新しい時代の到来を感じさせる先進感と、誇張表現に頼らない新しいプレミアム感を追究。

先進感のみに頼らず、敢えて奇抜さを削ぎ落としたデザインにしたことが、今年の選定基準として掲げられている“近未来の生活者”という視点にマッチしたのだろう。

iQ_ecomode
エコモードスイッチ(右)により、スピードメーターの左下にエコランプ(左)が点灯

環境性能ももちろん最高レベル。同排気量でトップレベルの低燃費はもちろん、「JC08モード」と呼ばれる走行における燃費21.0km/Lは、国土交通省と経済産業省が定めた「2015年度燃費基準」を達成している。また、燃費を向上する「エコモードスイッチ」により、運転時にエコモードへの切り換えが可能。「ECO」という緑色のマークが点灯し、インジケーターでエコ運転範囲を表示するなど、エコドライブをわかりやすく可視化しており、ドライバーのエコ意識を高める効果も期待できそうだ。

また、安定した運動性能や世界最小レベルの最小回転半径、標準装備される9個のエアバックなどにより実現した高い安全性も、受賞を後押ししたようだ。

このようにデザイン、性能全ての面で高評価を得たiQ。文句ナシの大賞受賞作だといえるだろう。

対抗馬にもホンダの燃料電池車「FCXクラリティ」が登場するなど、エコカーへの関心がデザイン業界でも確実に高まっていることを改めて感じさせた今回のグッドデザイン賞。“エコデザイン”は、あらゆるモノのデザインにおいて基準になったといっても過言ではないだろう。

2009年はいったいどんなエコデザインが登場するか、今から楽しみだ。