【Blog Action Day JAPAN(5)】コカ・コーラが子供の命を救う!?1人のアイディアが世界をつなげる

greenz/グリーンズ The Coke side of life

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今の世の中、どこに行ってもコカ・コーラにお目にかかる。

それもそのはず、コカ・コーラ社のHPによれば、同社は200カ国以上で事業展開している。ちなみに、世界にいくつの国があるか調べてみたところ、日本が承認しているのは193カ国米国が承認している「独立国家」は194カ国である。要するに、我々が思いつく国であれば、そこでは必ずコカ・コーラが売られているということだろう。

その一方で、アフリカなどの発展途上国では、簡単な治療で治ってしまう下痢などの症状で命を落とす子供が後を絶たない。そんな現実に、「どうも納得いかないな」と首をかしげてしまうことはないだろうか?

今や知る人ぞ知る話題の人物となったSimon Berry氏は、そんな疑問をずーっと抱えていた。そして、今からちょうど20年前に、ある解決法を思いついた。それは、グローバルかつ緻密に張りめぐらされているコカ・コーラ社の物流網を拝借して、発展途上国に薬を運ぶ、というものだ。具体的には、コカ・コーラ社のコンテナ10箱に対し1箱を『人命救助コンパートメント』と名付け、そこに経口補水塩などの薬や衛生・医療情報を積む、というアイデアをひねり出したわけだ。

下記は、Simon Berry氏のインタビューの様子。

もっとも、専門家によれば、経口補水塩の提供は、下痢による死亡率を下げる手段としては効率が悪いらしい。彼は、そんな指摘に対して、こう反論している。

コカ・コーラ社なら、薬を必要とする人にたどり着けるんだ。『人命救助コンパートメント』を目にした人は、経口補水塩の使い方や、下痢を防ぐための衛生管理について質問してくるだろう。

Simon Berry氏のアイデアは、今年5月にブログで発表したことをきっかけに、コミュニティサイト『Facebook』上で多くの人々に知れ渡り、メディアからの注目を集め、あっと言う間に、コカ・コーラ社から協力のオファーを得ることとなった。

彼が言うには、単独で活動していたときには、コカ・コーラ社から見向きもされなかったそうだが、たとえ20年前に、多くの人々からの支持を得ていたとしても、当時のコカ・コーラ社を動かすことは難しかったのではないかと思う。

近年、企業による社会貢献活動は、市場拡大や顧客確保のための不可欠な活動となった。多くの企業は、社会のニーズに応え、しかも自社らしさをアピールできる活動を展開しようと、専門部署を立ち上げてまで、頑張っている。そんな中、Simon Berry氏のように、自社の流通網など、既存の資源や業務を活用して展開できる社会貢献活動を提案する人にアプローチされれば、振り向く企業は意外と多いのではないか。

そう、今どきの企業は、社会のニーズ、消費者の声に、敏感である。
社会貢献活動で知られている企業のビジネスプロセスや物流網を調べて、あなたの活動のパートナー候補を探してみることから始めてみてはいかがだろうか?

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