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今年の夏は水を”えらぶ”!「Water Planet 2008」がスタート

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Water Planet 2008」は、水について考えるきっかけを提案するキャンペーンだ。greenzが多大なリスペクトを捧げるThink the Earthプロジェクトプロデュースにより2004年からスタート、今年は「CHANGE WATER~水をえらぶくらし」をメインテーマに、東京ミッドタウンでの屋外写真展や葉山で行われるシーカヤックといったイベントのほか、マイボトルへ国産の水を補給できる「給水オアシス」が全国63箇所に登場する。そして今回greenzでは、メディア協力としてがっつりタイアップすることになりました。

茹だるような暑い日が続くこの夏。のどが渇いて蛇口をひねる時、水際ではっちゃけて遊ぶ時、ふと水のことを思い出して、世界のことを知っていくような、前向きなソーシャルアクションが、いよいよ始まります。


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3つのチェンジ?

「その水は、誰のもの?どこから来たの?」蛇口をひねればジャブジャブ水が出てくるような日本に住む私たちは、普段そんなことをあまり意識しません。でも「Water Planet 2008」のブックレットには、水に対する意識を変えてしまうような興味深いデータが掲載されています。

例えば「私たちが生活で使える水は、地球にある水のうちたったの0.01%」という貴重な存在にも関わらず、「大さじ一杯のしょうゆを魚が棲めるほどに薄めるには、お風呂(約200l)2.6杯の水が必要」であるという現代の生活と認識のアンバランス。あるいは、アジア、アフリカの31ヶ国が、絶対的な水不足に陥っていたり、汚水が原因とされる病気で8秒にひとりの子どもが命を落としていたりという驚きの事実。じゃ、一体どうすればいいんだろう?そこで、今必要とされているのは、今年のテーマである3つのチェンジなのです。

1つ目は「意識を変える」。水に限りがあるということを知り、身近な存在である水の見方を変えること。2つ目は「暮らしを変える」。製造や運搬の際にかかる環境負荷の高いペットボトルの利用を極力減らし、身近な地域の水をマイボトルで持ち歩いたり、どこから来た水なのかを知って、考えながら選ぶ生活をすること。そして、最後は「世界を変える」。世界の水問題をよい方向に向かわせるために、日本が誇る技術である海水淡水化事業や、水不足に悩む途上国で活躍するNGOの存在を知り、それを間接的に支援すること。

そのアクションのために、さまざまなイベントが用意されています。

→ コンセプトをもっと知る!



「給水オアシス」!川ガキ!見どころをざっと紹介します

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まずは街歩きのお供に「給水オアシス」!東京ミッドタウンの各店舗、全国のThe North Faceやpatagoniaをはじめとする各店舗に、群馬県榛名山北麓の水「いずみや」や、福岡県と大分県との境に位置するうきは市の湧水「清水」の給水サーバーが設置。キンキンに冷えたまろやかな水で、マイボトルユーザーを応援します!(詳しい地図はここから)

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“(c)村山嘉昭(川ガキ写真家)”

そしてイベントも見逃せない。六本木ミッドタウンガーデンの「川ガキのいるところ」写真展は、フォト・エコロジスト村山嘉昭さんが撮影した、川遊びをする子どもたちの元気な姿がもりだくさん。8月30日にはトークイベントも開催、川と川ガキを撮影し続けることに込められた思いを聞いてみたいところです。また、ガーデンに出現する「シアターカフェ」では、映画監督中野裕之さんの屋久島の映像を上映。言わずと知れた水の島の音が、暑い東京に涼を運ぶでしょう。

一方青山の国連大学内GEICでは、ピースウインズジャパンの協力で実現した実現した「アフガニスタンの子どもたち」写真展。毎朝10km以上離れたところまで水をくみに歩かなければいけないアフガニスタン。水不足の中で暮らす人々の明るい笑顔に、水のある暮らしを改めて考えさせる内容です。

また9月には、朝日新聞社主催のシンポジウム「Sustainable Japan2008」とのコラボレーション、葉山でのシーカヤックなどが計画中。こちらは日が近づいたら改めてお知らせ予定です。

→ イベント一覧はこちら


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オリジナルボトルが人気!水のキャラクター「angry water, water in trouble, crying water」

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続いてWater Planetのマスコットをご紹介。彼らの表情そのまま、「angry water」=怒った水、「water in trouble」=戸惑っている水、「crying water」=泣いている水の3滴(?)が、各イベント会場の目印であり、水のことを考えるスイッチにもなるはずです。

まだマイボトルを持ってません!という方にオススメなのが、キャラクターがプリントされたSIGG社別注オリジナルマイボトル

実はこのボトル、隠れたロングセラーで、今年はたっぷりの0.6lのほか、ちょうどいい0.4lも販売されます!販売価格の10%が寄付されるので、この機会にぜひどうぞ。



待ち受けFlashも登場。「チャリティー・ソーシャル・アクション」の輪

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最後に、Water Planet 2008で展開される「チャリティー・ソーシャル・アクション」をみてみよう。

「チャリティー・ソーシャル・アクション」とはThink the Earthが啓発する、寄付を通じて市民ひとりひとりや企業・団体をまきこみ、国や社会やくらしを変えていくアクションのこと。

今回は「50円でアフガニスタンの7人家族の一日分の飲料水をまかなえる」というゴールを目指して、以下の金額が国際協力NGOピースウィンズ・ジャパンに寄付されます。

・給水オアシスで消費される5ガロンの替えボトル4本目以降の消費分を全額寄付
・Think the Earthプロジェクトオリジナルボトルの販売価格の10%を寄付
・Water Planet2008のオリジナル携帯待ち受けFlashをダウンロードする際の情報配信料の50%を寄付

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お楽しみの待ち受けFlashの一部が本日いよいよ配信開始!クリエーターが制作した作品やナショナルジオグラフィックバージョンなどが今度配信される。仕組みは「情報配信料として105円(税込)が課金され、制作費と手数料を除いた全額が、アフガニスタンの水環境を改善するために寄付されます。」とのこと。ダウンロードした方は、ぜひ友達にも広めてみてくださいね。(QRコードなどはこちらから)

というわけで、駆け足で紹介してきたWater Planet 2008。今後もgreenzでは見どころの紹介だけでなく、水をえらぶ暮らしにちょっとでもつながるような、水にまつわるニュースを続々配信していく予定です。どうぞ、お楽しみに!