ISSUE

8 years ago - 2008.05.27

SHARES  

One Laptop Per Child(OLPC)が低価格PCの次期モデル”XO-2″を公開

Creative Commons Some Rights Reserved. Photo By One Laptop Per Child

Creative Commons Some Rights Reserved. Photo By One Laptop Per Child

One Laptop Per Child(OLPC)のファウンダーであるニコラス・ネグロポンテ氏は、OLPC’s Global Country Workshopでの講演で、”XO”の次期モデル”XO-2″のイメージを発表した。2010年のリリースを予定。次期モデルでは現行モデルの半分の大きさであり、タッチパネル式の液晶画面を2面搭載、キーボードもタッチ式で、電子ブックリーダーとしても使えることを想定している。

ところで現行モデルはどういう状況になっているのか。OLPCが掲げるミッションに賛同する人は多いながらも、OLPCの経営力のなさもあり(これはネグロポンテ氏自身も言及している)、当初掲げていたいくつかの目標が未達成である。例えば100ドルまで価格を抑えることを目指しながらも、実際の価格は188ドルであったり。その価格が影響して、受注している台数も60万台程度に留まっているようだ。ただ、ここ最近は販売方法を工夫したり、マイクロソフトと提携してLinux搭載版以外にも、Windows搭載版のオプションを選ぶことが出来るにようにするなど、それなりの工夫はしている。しかし、もともとOLPCに参画していたインテルが脱退して作ったClassMatePCや、日本でも最近よく出回っているASUS EeePCなど、ライバルも増えており、OLPCとしては気が気でない状況と言えるかもしれない。

“It’s an education project, not a laptop project.”
Nicholas Negroponte

ネグロポンテ氏は、OLPCの活動は子供たちへの教育の機会の提供であると説明していた。ただ実際には”XO”がどれだけ売れているかということばかりに話題が集中してしまっていて、どのような教育方法が実践され、どのような効果を生んだかということが見えてこないのは、少し残念な話。

writer ライターリスト

hideaki

橋本英明(Hideaki HASHIMOTO) 。78年東京生まれ。大学在籍中に地域通貨/マイクロクレジット/ソーシャルアントレプレナーという考え方に出会い衝撃を受ける。卒業後NTTドコモにて「通信と放送の融合プロジェクト」に参画し、商品企画やワーキングプロトタイプ開発、モバイルサイトの立ち上げ支援などに従事。07年より某メディア企業にて、インターネット関連事業担当のディレクター兼プランナーに。社会問題を解決するためにインターネットがどう機能するかを模索中。どんな社会問題も、それをビジネスとして吸収しないと解決しないというのが持論。

AD

infoグリーンズからのお知らせ