アースアワー2008が世界を駆けめぐる

エネルギーの保全と地球温暖化対策を訴える目的でWWF(世界自然保護基金)が近年深刻な干ばつに悩み、環境問題への取り組みが活発化しているオーストラリアのシドニー市の住民に1時間電気を消すことを呼びかけることから始まったアースアワーが先月末、世界を駆け回った!詳細は下記に。

2007年3月31日のシドニー市で行われたアースアワーでは、約2000社の企業と220万人の住民が参加し、アースアワー実施時の電力消費量が、シドニー市中心部だけで10%ダウンした。これは二酸化炭素排出量に換算すると、4万8616台の乗用車が道路から1時間消えたのに等しいという。

シンプルでありながらインパクトのあるこのメッセージは多くの人々の心を動かし、今年はなんと世界の6大陸の26の主要都市と300以上の小都市を巻き込んだ開催となった。

デンマークのコペンハーゲン、カナダのトロント、米国のシカゴ、オーストラリアのシドニー、イスラエルのテルアビブ、フィリピンのマニラ、タイのバンコク。これは参加都市のほんの一部だが、このようにアースアワーはオーストラリアから世界へと広まったのだ。

今年は現地時間の3月29日の夜8時から1時間の間、世界各地の観光名所や街の明かりが消された。各地で行われたライツアウトイベントのほんの一部を見てみよう。

オーストラリアのシドニー市ではオペラハウスがライトダウン。
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イタリアのローマ市では古代ローマ時代の建造物コロセウムもライトダウン。
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カナダのトロント市の中心街がライトダウン。
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トロント市の広場には大勢の人々が集い、シンガーのネリー・ファータドとアースアワーを祝った。
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インターネットでは大手検索エンジンの米グーグルもアースアワーを支持しエネルギー問題への意識が高まることを願って、トップ画面の背景が黒に!
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日本では東京都杉並区の区民や企業が参加し、屋内の照明を1時間消した。また、今年7月の洞爺湖サミットの開催地である北海道では3月30日の夜6時から2時間の間、ガイアナイトと呼ばれる独自の消灯イベントを開催。来年は日本も国をあげてアースアワーに参加したい。