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「天然住宅」プロジェクトが4月10日に始動!

greenz/グリーンズ 天然住宅

私たちの生活の場である家。だからこそ、サスティナブルで地球にやさしいものでありたいものだ。

しかし現実には、日本住宅はこの数十年を見てみても平均寿命26年と言われている。これでは、「親から子、子から孫へ」なんていう引き継ぎができるわけもない。しかも、近年ではシックハウスやアレルギーなどの疾患が問題になっている。

これらの問題が、4月10日に誕生する「中間法人 天然住宅」によって解決されるかもしれない。今まで一部のエコ層だけへの供給であった健康&エコ住宅が、一般向けに適正価格で販売されるためだ。

「中間法人 天然住宅」が提供する住宅は、化学物質ほぼゼロ。合板も集成材も使用せず、天然の国産無垢材を使用し、断熱材も天然ウール、壁材等もすべて自然素材のみで実現するというもの。この素材への徹底により、従来の一般住宅や、近年増加しているオール電化住宅にあるような電磁波を低減してくれるという。輸送時や、建築時、廃棄時に出る廃材はリデュース、リユース、リサイクルされる。また、建てられた住宅は100年以上の寿命があるので、新しく建築するエネルギーの削減も期待できる。他にも林産地との産直体制、工務店、エコファンド、NPOバンクとの連携によって循環型の社会を目指す。

この事業の目的は、あくまでも「安心安全住宅の供給、森林の維持支援」であるため、価格や、技術もオープンにするそうだ。「天然住宅」が増えていくことによって、社会がよりいい方向に進むことに期待!