日本より進んでる! アフリカ各国でレジ袋を有料化

plastics4w180h238

アフリカといえば、「援助が必要」?「遅れている」? ことレジ袋に関して言えば、日本はアフリカに学んだ方が良さそうだ。アフリカ諸国は先進国に先駆けて、レジ袋有料化に踏み切ったのだ。

レジ袋(ビニール袋、プラスチック袋)といえば、「すぐにできるエコ」の代表選手。先進地ヨーロッパでは、ずいぶんと前から、当たり前のように有料である。ヨーロッパではアイルランドでレジ袋1つに15ユーロセント(約20円) だったり、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンでもほぼ完全に有料(筆者はデンマークで、レジ袋がなくて、どこに売っているか店員に聞いたところ、「知らない。奥の方にあるかも」と言われ、ショックを受けた)、ドイツではずいぶんと前から有料で1枚10ユーロセントだということだし、 フランスではほとんどのスーパーでレジ袋が有料であり、2010年からは生分解性でないレジ袋の販売・配布禁止を決定 している。ちなみに、イギリスは日本と同じくらい遅れているようだが。

そんな中、エコ先進地とは言い難いアフリカで、レジ袋対策が矢継ぎ早に進められている。その理由は、先進国のそれとは少し違う—景観、健康、そしてマラリア対策だ。アフリカを旅したことがある人なら、よく目にする光景が、ブッシュや木に咲く白い花……レジ袋だ。南アフリカの環境・観光大臣モハンマド・ヴァリ・ムーサが、自虐的にそれを「国花」と言ったことからもわかるように、アフリカでは非常にありふれた風景なのだとか。ロイター通信によるとUNEP(国連環境計画)のアフリカ地域事務所のデスタ・メブラウは以下のように語っているという。

それは、目が痛くなるような風景です。健康と環境問題でもあります。(中略)これは今や、アフリカ諸国全体の問題なのです。(中略)「我々がフォーカスしているのは、レジ袋の利用と廃棄を理性的に行ってほしい、ということです

いろいろ調べてみると、レジ袋は下水道をせき止め、洪水を引き起こし、レジ袋を食べたり窒息させることで家畜を殺し、マラリア蚊が繁殖するのに十分な水たまりを作り出す。地面を覆って植物の育成を阻害したり、排水溝にガスがたまって爆発事故なども引き起こすのだという。先進国とはまた違った、切実な理由があるわけだ。

日経エコロジー2007年11月号によれば、すでにこのような状況にまでなっているという。

ウガンダでは今年7月から厚さ30μm以下(μは100万分の1)のプラスチック袋の製造・輸入・使用を禁止し、それより厚い袋には 120%の関税をかけている。ケニアも同様の規制に踏み切った。タンザニアは昨年、薄いレジ袋とペットボトルの製造・輸入・販売を禁止。(中略)ルワンダも無料配布を禁止し、伝統的なかごの使用を呼びかける一方、違反したスーパーを営業停止にするなど厳しい措置をとっている。

そのほか、タンザニア・ザンジバル島でもプラスチック袋の輸入と製造が禁止になり、代わりに葦のバッグを勧めているという。本気度はかなりのもので、違反すれば最長6か月の禁固または2000ドルの罰金、もしくはその両方!だ。ほかには、エリトリア、南アフリカでも同様に輸入と製造が禁止されている。

ということで、さきのデスタ・メブラウのナイスなひとことでこのニュースを終わらせよう。

「ルワンダのキガリ空港に行ってみてください。あなたがもしビニール袋をもっていたら、没収されますよ」

日本もアフリカを見習って、さっさとレジ袋は有料化がいいんじゃないですか?