麻の実のチカラ

麻の実のチカラ

稲作が始まる以前の縄文期から八穀のひとつ (稲、黍、大麦、小麦、大豆、小豆、粟、麻) として食べられてきた麻だが、その固い殻のため次第に大豆や小麦ほど利用されなくなってしまった。(七味に入っている実が麻) しかし今では技術が開発され、殻を取り除いた麻の実がそのままでもおいしく食べられるようになっている。

また麻を使ったコーヒー、ビール、お茶、ミルクなどドリンク系もいけるし、炊き立てのごはんに好みの量を混ぜ込めば栄養価のすぐれた麻ご飯が簡単に出来上がる。これはアトピーの赤ちゃんにもよいそうだ。

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麻豆腐

勿論クッキーやケーキの種に好みの量を混ぜ込んだり、麻の実粉(麻の実から油だけを取り去ってから細かい粉にしたもので蛋白質と繊維が豊富) を使って栄養価の高いお菓子も作れる。

麻レストランでは麻そば(麻を練りこんだそば) を麻の実オイルで揚げてパリパリにしたものを生野菜の上にかけて出しているが、麻の実そばも普通のだし汁で食べても勿論おいしい。

麻パン、根菜のトマト煮込み、麻おから春巻
麻湯葉豆腐

麻の実はアンチエージング食としても見直されるべきだ。なぜならまず現代人に不足しがちな必須脂肪酸であるオメガ3と呼ばれるアルファーリノレン酸を非常に多く含んでいる上、その油自体がオメガ6との割合において3:1という理想的なバランス構成になっている。(現代人はオメガ6の油に偏り、それがさまざまな病気を引き起こす原因のひとつとも言われている)

これが肌や髪にハリやつやを与えるといわれる所以であり、免疫力もアップする。昔の人は肉だ魚だ果物だと食べなかったのにちゃんとこういうところで栄養を摂っていたから緑の黒髪を維持していたのかも。

また吸収されやすい良質の蛋白質、ビタミン類、鉄、亜鉛、繊維質なども豊富に含まれる。

麻薬のイメージの強い麻だが、花穂と葉っぱ以外はいくら食べても精神作用は引き起こさないから大丈夫。今こそ環境負荷が低くやせた土地で無農薬栽培できる麻を見直してはどうだろう。麻レストランでは商品も置いてあるのでお試しを。