サマー・オブ・ラブ(2)

東京公演を果たした1966年前後を境に、ビートルズは世界的アイドルの立場からカウンター・カルチャーの代表格へと変貌を始め、サイケデリックな時代が始まる。

音楽とは共鳴現象そのもの。様々な問題を抱えながら成熟していく米国社会で育ち、フォークシンガーとして既に反戦や人種差別などの社会問題を歌にしていたボブ・ディランにストレートに共鳴したビートルズの面々が、1964年のニューヨーク公演にディランを招待し、両者は初めて直接対面した。折しも公民権運動渦巻く中での初の全米ツアーがその後の活動に大きな影響を与えたのは間違いなく、以後ビートルズは徐々にポップアイドルの座から脱却し始める。

ジョンを始めとするビートルズのメンバーたちは、その後米国内での反戦ムードとサイケデリックブームの隆盛に触発されながら、次第に社会的発言を増していき、1966年、その時代感覚を先行する形で実験的要素の強いアルバム『リボルバー』を発表。翌1967年には更にサイケデリック色の強いアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』をリリースする。

『サージェント・ペパーズ』収録曲。この時代らしい愉快な映像。不可解な歌詞で頭文字がLSDであることからアシッド・ソングという扱いを受けたが、ジョンの息子のジュリアンが、近所に住む女の子ルーシーをモチーフにして書いた絵のタイトルだという説もある。
The Beatles – Lucy In The Sky With Diamonds
http://www.youtube.com/watch?v=DWhTAxxkHOY

ジミ・ヘンドリックスが『ARE YOU EXPERIENCED』をリリースし、スライ&ザ・ファミリー・ストーンが結成され、グレイトフル・デッドがデビューしたこの年、1967年、反社会的風俗とデモ行動で既成の社会に反抗する「ヒッピー」と呼ばれる若者たちはLSDや大麻を用いた精神世界の探求と反戦のスローガン、平和への共通の夢を抱いて政治行動やコンサートに集結するようになる。

「Anti-Vietnam War Protest 1967」
全米で起ったベトナム反戦運動の様子
http://www.youtube.com/watch?v=LwPIJmXwr7k

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ベトナム反戦のデモ(1965年)


ボブ・ディラン / ブロンド・オン・ブロンドhttp://www.amazon.co.jp/gp/product/B0009V92T0/

ボブ・ディラン / 追憶のハイウェイ61
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0009V92SQ/

ザ・ビートルズ / リボルバー
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005GL0Q/

ザ・ビートルズ / サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005GL0R/

Jimi Hendrix Experience / Are You Experienced?
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000002P5Y/

Jimi Hendrix Experience / Axis: Bold As Love
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000002P5W/

ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FBFRF2/

ニューポート・フォーク・フェスティバル
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BU6PNK/

ザ・ビートルズ / イエロー・サブマリン
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